辞書を引く楽しみ

最近、辞書引きに興味を持つお子さまが増えてきています。
当教室でも備え付けの辞書を買い増ししました。

AIに、辞書引きの楽しさを尋ねると、次のような回答が来ました。

今、タブレット学習などが広がり、さしたる苦労もなく「答え」が手に入る時代だからこそ、辞書を引く楽しさは、残しておきたいものです。

    小学生にとって辞書を引くことの楽しさ
      ~言葉の世界を広げる冒険~

・はじめに

辞書は、言葉とその意味、使い方などを調べるための道具です。小学生にとって辞書を引くことは、単なる勉強の一部ではなく、未知の世界を探検するようなわくわくした体験にもなります。ここでは、辞書を使うことで得られる楽しさや魅力について、さまざまな角度からまとめていきます。

・発見の喜び

辞書を開くと、普段聞き慣れない言葉や、見たことのない漢字など、たくさんの新しい情報に出会います。小学生は好奇心が旺盛で、「知らないことを知りたい」という気持ちを持っています。そんな時、辞書は宝箱のような存在です。たとえば、授業や本で出てきた難しい言葉を調べ、意味がわかった瞬間、「なるほど!」という発見の喜びを味わえます。その体験が積み重なることで、言葉に対する興味や知識欲がどんどん高まります。

・自分で調べる達成感

わからない言葉を自分の力で辞書を使って調べることは、小学生にとって大きな達成感につながります。だれかに教えてもらうのではなく、自分で調べて答えを見つけたとき、「自分にもできた!」という満足感が生まれます。こうした経験は、自分で考え行動する自信や、主体的に学ぶ姿勢を育ててくれるでしょう。

・知識が広がる楽しさ

辞書を引いていると、一つの言葉を調べたつもりが、つい他のページも見てしまい、いろんな言葉に出会うことがあります。「ついでに、これも調べてみよう」「この言葉の隣に面白そうな単語がある」といったように、興味がどんどん広がっていきます。辞書には例文や関連語も載っているので、言葉の意味だけでなく使い方や似た言葉まで学ぶことができ、知識の幅がぐっと広がります。

・言葉遊びのひろがり

辞書にはクイズや言葉探しゲームのような楽しみ方もあります。たとえば、「一番長い言葉はなんだろう」「好きな動物の名前を見つけてみよう」「ひらがな順に並んだ言葉をどこまで探せるか挑戦してみよう」など、遊び感覚で辞書を使うことができます。また、友だち同士で辞書を使ったゲームを考えたり、家族と一緒に調べものをしたりと、コミュニケーションのきっかけにもなります。

・漢字辞典・英和辞典などの多様性

辞書にもいろいろな種類があり、国語辞典だけでなく漢字辞典、英和辞典などを使うことで興味の幅が広がります。漢字辞典では部首や画数から漢字を探す過程が楽しく、英和辞典では英語の意味や例文を読むことで外国語の世界に触れられます。たくさんの辞書に触れることで、それぞれの言語や文字の面白さに気づき、学びの可能性が広がります。

・辞書を使うことで身につく力

辞書を使うことで、単語の意味を知るだけではなく、調べる力・考える力・集中力など、さまざまな力を伸ばすことができます。辞書の中で目的の言葉を見つけるためには、ページの順番や目次の見方を理解したり、注意深く探したりする必要があります。その過程のなかで、物事を丁寧に調べる姿勢や、根気強さも育まれます。

・日常生活に役立つ場面

辞書を使う経験は、日常生活でも役立ちます。たとえば、手紙や作文を書くとき、「もっとぴったりの言葉を使いたい」と思った時に辞書を使うことで、表現の幅が広がります。また、ニュースや本、インターネットなどでわからない言葉が出てきた時も、辞書に頼ることで素早く理解できるようになります。辞書を使う習慣が身につくことで、さまざまな場面で自分の力を発揮できるようになるでしょう。

親の責任

子育てはさまざまな苦労がありますが、大きな喜びでもあるのが事実です。

また、子育てに親としての責任感を感じている方もいらっしゃることでしょう。

ちょっとその「責任感」について考えてみたいと思います。

親としての責任感を追求されないために、いろいろと心を砕いている方がいらっしゃるかもしれません。

つまり「良い親」になろうとしている方です。

でも、その「良い親」になろうとしていることが、お子さまの成長につれて却って親にも子にも負担になってしまうケースが時々あります。
親は子育てに疲れ、子どもは親の干渉に疲れ、反発してしまうケースです。

子育ての重要な目的の一つは、お子さまを自立して生きていける大人に育てることです。

この「自立する」という過程は、思ったより小さな時から、ちょっとした経験を積み重ねて培っていくものだと思います。

私は保護者の方とお話をするときに、よく「親の言うことを素直に聞いてばかりいるお子さまは心配ですよ」とお話しすることがあります。


お子さまは成長につれて、親から距離を置き、外の世界に出て行こうとします。
ちょうど巣立ち前の子鳥が、羽を羽ばたかせる準備をしているのに似ています。

それを危ないから、騒がしいからと止めていては、巣立ちの準備は進みません。

大切なお子さまを心配する心は親としての自然な愛情から出てくるものですから、止めることも否定することもできません。
でも、より広い視点でお子さまの成長を見守ることも大切ではないでしょうか?

親としての「責任」は、「指摘されないように注意する」と言う自分に向けたものではなく、「いざとなったら手を差し伸べるために見守る」という、お子さまに向けたものであって欲しいと思います。

心の成長

未就学から小学校低学年のお子様の中には、母親と一緒でないと不安を感じたり、何かと母親の顔を見て意見を求めるお子さんが時々いらっしゃいます。

母親もそれに丁寧に対応なさる方と、一人でやりなさいと突き放す感じの方と二つpんタイプがあるように思います。

教室で多くの子どもたちと一緒に過ごすと、子どもたちの心の成長は学力の伸び以上に個人差が大きいように思います。
それと同時に、心の成長は周りから働きかけてもそれほど効果があるものではなく、じっと見守り待つ姿勢が、結果的に心の成長を促すことになるとも感じています。

心の成長は、手を引っ張って連れていくのではなく、その変化の兆しが見えたら、背中を押してあげることでしょう。

以前、あるお母さんにこんなお話をしたことがあります。

家に引きこもっている子どもに、外の世界の素晴らしさを分からせたい時に、家から締め出して鍵をかけるのと、扉を開けて外の世界の素晴らしさを話してあげるのと、どちらがいいか?

それを考えれば、心の成長とはどう向き合ったらいいのかわかるはずです。

*ブログの内容は、オーナー経験などに基づいた個人的な考えです。
専門的な知識に裏打ちされたものではありませんので、ご了承ください。

「知識やスキルのアップデート」〜年頭に当たって

人生100年時代と言われ「学び直し」や「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりました。

世の中の急激な変化に対応するため、勉強は学校だけでなく、卒業してからも生涯にわたって「自ら学び続ける力」が求められています。

例えば、スマホは10年前には所有率は4.4%でしたのに、2021年には約80%と驚くほどに普及し、その操作方法を知っているかどうかで、生活の便利さが大きく変わる時代になりました。

そうした「学び続ける力」を身につけるのは、二つの学習方法が大切だと言われています。

・自己調整学習

自ら進んで持続的に学習し続ける力です。勉強に対する興味や楽しみが原動力になります。


・自律的学習

他人の支援も活用して、自分から、何を、どのように、いつ、どのくらい、どこで、誰と学ぶのかを決定して、自分自身で学習プロセスをコントロールする学習法です。この学習法は、自己調整学習法を身につけた上での能力です。

高校までの学びと大学の学びの大きな違いは、自分の将来のキャリアプランを見据えた学びかどうかということです。
小中高、特に義務教育では、基本的に学習指導要領に沿ったカリキュラムで必要な力を横並びで学びますが、その段階で「自己調整学習」の力を身につけることは、それに続く「自律的学習」にとって重要です。

当教室では、お子さんたちが楽しく、やりがいを持って学習することを通じて「自己調整学習」の能力を身につけることを目指しています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年おめでとうございます

能登地方の大地震、羽田空港での航空機炎上など、驚くようなニュースと共に2024年が明けました。

一体どんな年になるのか、先行きが見えない雰囲気もありますが、このようなこそは目の前の課題を一つ一つ確実に取り組むことが、大切だと思います。

昨年以上に一人一人のお子様と向き合い、丁寧なサポートをしていきたいと思います。